「映画館でスクリーンを見るのは、素人のすること。
クリエイターならスクリーンを背にして、観衆の反応だけを見なさい」
という話を聞いて、なんとかなく練習を始めました。
私の場合は、”観客の反応も見る”という程度です。
当時、年50回くらい映画館に通ってたので
上映終了後、すぐに全員が出ていくか
終わってからどんな表情をしているか、好意的な反応か
座席に深く座っているか、身を乗り出しているか
スクリーンの演出に反応しているか、適当に流してるか
(途中でお客さんが帰るか、寝てるか、なども一応チェック)
観測できるのは両隣+前の数列くらいですが、
意識して訓練すれば、この能力を習得できなくもない。
相手が飽きる瞬間が分かる
こうして身につけたのがこの能力。
「人に見えないものが見える」系の特殊能力が欲しかったので
本当は幽霊が見たかったけど、これで我慢しよう。
さて、この能力が使えるのは、飲み会の席。
たいていの人は、聞くより話すが好きです。
なので「自分の話は短く」「相手の話はひたすら聞く」のが基本戦略。
(やりかた)
1相手が聞きたそうな話をする
2話は、1分以内で一区切りつくよう調整する
3あちらが何かコメントできるよう、適当な間隔で間合いを入れる
4飽きた兆候をキャッチしたらすぐにオチを付けて違う話へ
特に説明の必要はないでしょうが私の場合は
「自分のしゃべりたい話に需要がない」
「特に話したいことがない」
というのが加わるので、話す時間より聞く時間の方が長くなります。
「聞き上手だ」とは思いませんが、
酔っ払って余計な話をするより、ご一緒した方に気持ちよく過ごしてもらう方が
いいかなあと思ってます。