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サッカーファンはプロの観客。「どうやって観戦するか」を勉強するべき(145)

スポーツは色々と見に行ってますが、

プレー経験があるのは水球くらいだし、スタジアム外での情報収集を一切してません。

なので「なんで点が入らないの?」「どこが悪いの?」が全くわかりません。

 

テレビ中継(特にサッカーの場合)は、ふわっとした解説が多くて

参考にならないし、何より「JFLは中継がない」

Youtubeで中継する場合も、解説実況がいない。会場音声だけ。

 

意識して「観戦スキルを習得する」努力が必要だなーと感じてます。

 

2)

どの世界も、「知ってる」「知らない」で受け取れる情報量が

全然違います。ラグビーワールドカップでも感じました。

あちらも、4年間の地道な努力があったからだ。楽しかったのは。

 

来年の東京オリンピックに向け(サッカーのチケットがあたった)、

真面目にサッカーの勉強をしよう!

 

…そう思って4ヶ月前に買った本に、ようやく手を付けました。

オシムのトレーニング-日本代表監督時代のトレーニングを多数収録!

オシムのトレーニング-日本代表監督時代のトレーニングを多数収録!

 

オシム監督の独自のトレーニング手法を図式化した本。

 

ディフェンス3人に対して、四方向のどれかから敵が攻撃してきたり

3:3に「ボールを持ってる方の味方」が1人いて、攻守の切り替えを学んだり。

 

「ボールを持って練習する」というのは大原則ですが、

それより、練習意図の理解力、その場その場の判断力。

訓練してるのは、技術というよりサッカー脳の方です。

 

「名監督の戦術分析」という本をいくつか読みましたが、

「じゃあどうするんだ」「明日の練習でどう使うんだ」という点では

こういう「コーチ向け実践ドリル」が役に立つ気がします。

(この本、図解が丁寧。編集者のセンスがいいです)

 

3)

現代サッカーの戦術解説といえば、フットボリスタ。

専門誌らしく、読んで考えて理解する、勉強に近いアプローチが必要です。

月刊フットボリスタ 2019年8月号

月刊フットボリスタ 2019年8月号

 

この雑誌は、楽天マガジンで読めます。

定価が1000円くらい(楽天マガジンだと400円強:380円+税)なので

雑誌読み放題の方が圧倒的に安いのですが、やめましょう。

 

(楽天マガジンではダメな理由)

・字が細かい iPad 9.7inchでも読むのが無理。拡大縮小を繰り返す必要

・文字が多い。いつでも読めると思うと、結局読まない

・林舞輝GMのすばらしいコラムが未収録

 

安くあげようとすると、楽な方に流れて

関西ウォーカーとかの写真ばかりの雑誌を読んでおしまいになります。

 

印刷したやつを書店で買って、帰りの電車で読んだほうが身につきます。

 

4)

サッカー観戦でも、レベルを上げるには

やり方を勉強した後に経験値を積み上げる必要があります。

 

最初の「勉強」段階は、手を抜かずに

時間とお金を使った方がいいです。

ラグビー関連本をようやく読み終えたので感想を(序列を超えて。ラグビーワールドカップ全史 1987-2015)(144)

序列を超えて。 ラグビーワールドカップ全史 1987-2015 (鉄筆文庫)

序列を超えて。 ラグビーワールドカップ全史 1987-2015 (鉄筆文庫)

 

ご存知、藤島大さん。解説が底抜けに温かい。とにかく褒める。

ラグビーワールドカップ第一回大会からの原稿を集めた本です。

(昨日、ようやく読み切りました:1ヶ月かかった)

 

「日本の個性」は、弱かった時代から、俊敏性、低さ。

誘われたからなんとなく参加してた時代から、

オールブラックスのスターを連れてきて強化しようとした時代(ルール改正前)、

有名なコーチを呼んできて勝とうとした時代。

 

やっぱり、32年って、長い。

 

プロ化が解禁されて対応できてる国とそうでない国で明暗が分かれたり

トライの点数が変わったり、選手の戦術的交代が可能になったり。

ほとんど別の競技だ。これでは。

 

第一回以来、ずっと勝てないオールブラックスへの冷笑、

日本が善戦して現地ファンに喝采されたり、将来像が見えないと苦言を呈されたり。

本気で勝とうとして呼んできたエディー・ジョーンズと選手協会との軋轢。

(2015年大会前に、退任が決まっていたのは、すでに触れられなくなった)

 

次の改訂は、2023年でしょうか。

その頃には、2019年日本大会は、大昔に起こった神話になっていて、

「あの南アフリカ戦」の舞台は、ブラントンじゃなくて東京。

2018年以前からラグビーを見ていた人はオールドファン。

 

あ、これは既にそういう扱いか。 

知らないチームの応援ばかりしてて

開幕した直後からジャパンがどうでも良くなった人です。

(ナミビアとアメリカの応援が楽しすぎました)

www.nikkansports.com

 

2019年ラグビーワールドカップで事件を5つ挙げるなら、

「ウルグアイーフィジー戦」が必ず入ります。

 

他の4つは、このあたりです。

「ハカに対し、イングランドがV字陣」

「日本、アイルランドに勝利」

「日本、決勝トーナメント進出」

「バレット三兄弟がそろってトライ」

 

「自分がスタジアムで見た試合」

 

チケットを持っていた人には、こっちが1位でしょう。

大熱戦をテレビで見るより、スタジアムで見た平凡な試合の方が記憶に残ります。

たぶん。

釜石でのカナダvsナミビアを楽しみにしていた話(143)

www3.nhk.or.jp

 

ラグビーの試合が中止になったのにボランティアだって

試合中止で辛いのに、すばらしい行為だ

なかなかできることじゃない

 

そのとおりです。

試合をするだけ、予定通りに最下位決定戦をやるより

日本人の印象に残ったのはわかります。

 

ただ、「美談」「教科書に載りそうな話」でまとまってて

ラグビーとか競技とかアスリートの面が全く語られてない気がします。

 

「両チームの試合が見たかった」人の考えをまとめておきます。

ナミビア(世界ランキング23位)

 ※WRC2019終了時、以下同じ

強いんです。このチーム

アフリカ大陸予選では最強で毎回ワールドカップに出場してます。

 

花園でのイタリア戦を観戦しました。

スクラム、タックルはイタリアとほぼ互角。

チームの成熟度はまだまだですが、素晴らしいのが強いチームに対しても真っ向勝負。

高校生のような気持ちのいいラグビー。

 

オールブラックス戦。先制点を取ってます。

前半34分まで9-10。大接戦です。

相手はオールブラックスですよ。メンバーを入れ替えても、めっちゃ強い。

(最終的には9-71)

 

「決して諦めない姿勢」

 

よく聞くフレーズですが、点差が開くと適当に時間をつぶすチームがほとんどです。

本当に諦めないチームはほとんどないし、代表チームでは初めてみました。

 

あの日、花園に来たラグビーファンは、全員ナミビアのファンです。

たぶん。

カナダ(世界ランキング22位)

 

今までの9大会、すべてに出場してます。

南北アメリカ大会では最も伝統があります。

 

日本戦での2大会連続の引き分け(2007,2011)。覚えてる人も多いでしょう。

CTB大西のコンバージョンで追いついた試合。

最近低調ですが、日本と同じくらいのポテンシャルがあります。

とにかく選手がでかい。

 

今大会、南アフリカからトライを上げたのは3カ国だけです。

オールブラックス、ウェールズ、そしてカナダ。

それも、レッドカードで1人少ない状態で取ってます。かなりのパワープレーで。

 

どちらも、個の力はあります。

いいヘッドコーチを呼んで準備期間を長く取ればすぐ良くなる…と

ずっと思ってました。

 

最終戦前の成績は

どちらも3敗。

勝てば初勝利、負ければプール最下位です。

 

ナミビアが勝てば、ワールドカップ初勝利。連敗が22で止まります。

カナダが勝てば、2011年大会以来の勝利です。

→(Rugby World Cup 2019)

 

dot.asahi.com

 

予選プール最終日の試合。

台風が来てるけど、日本ースコットランドができるんだろうか、

そう思ってた人がほとんどだろうけど、ちょっと待ってほしい。

 

釜石開催はたった2試合。そのうちの1試合がこのカードです。

ウルグアイ戦でも、釜石に来てました。ウルグアイから。ファンが。

今回も、カナダから、ナミビアから、釜石に来てるんです。ラグビーを見に。

 

もちろん日本人も来ます。全国から。みんな楽しみにしてます。

釜石のチケットは、発売して真っ先に売り切れました。私は忘れてません。

(一応チャレンジしたので)

 

ナミビア・カナダにとっては、最終戦でどうしても勝ちたい試合。

 

それも、頑張れば勝てそうな相手です。

ラグビーで面白いのは、力が拮抗したチームの戦い。レベルは関係ありません。

好勝負を期待していました。

 

 

試合は、御存知の通り、中止です。

 

私は、大阪ファンゾーン(天王寺公園)でのPVに行くつもりでしたが、

台風対応のため開始時間を遅らせて実施(=PVの対象外)なので

行くのはやめました。

www.iwate-np.co.jp

mainichi.jp

 

ナミビア・カナダの両国には、日本で、釜石で対戦してほしいです。

 

ラグビーで白黒つけた上で(少しボランティアもお願いして)、

ワールドカップが中止になっちゃった残念さを少しでも解消してもらいたい。

 

ラグビーをしに日本へ来たんです。

ボランティアシーンばかり話題にされちゃ、嫌でしょ。

映画の感想に「答え合わせ」は不要(142)

以前、とある映画評論家が好きで、記事やインタビューなどをよく読んでいました。

 

公式情報、監督・スタッフ・出演者のインタビューや

影響を受けた関連作などをすべて調べてか、制作陣の意図通りに読む。

ぜんぜん知らないことをベースに、知らない評論をしてる。これは面白い。

 

何ヶ月か追っかけて、自分が変化していきました。

「自分の感想が言えない」

 

 

同じ準備をしてないければ攻撃されますし、

関連作2〜3本を見てなければ攻撃される。

どこかで見た風景、これは昔のSFファンがやってたのだ。

 

「定番100冊を読んでから物を言え」

 

世代的にはそのへんか。

マウントのとり方は先祖代々のやり方だ

 

この手法は「正しいこと」が一つに定まり、他は「間違い」になります。

正しい資料を探し、それを読み、関連作品を踏まえ、映画を見て…

それは読解と答え合わせ、入試の現代文じゃん。

 

別の評論家が評論(=彼の感想)を書いたら、

「それは監督が言ってない、○○とインタビューで答えてる」とバッサリ。

 

評論は「思い込み」と「決めつけ」です。

見た映像を、自分の経験や社会と照らし合わせて解説する。

 

そもそも製作者は「自分の意図を踏まえて見て欲しい」と思ってる?

「気軽に見に来てね」「楽しんでね」これでしょう。

おかしな解釈や筋違いの批判もされるけど

「まあそんなものかな」で次回作に切り替えるものでしょう。

 

その評論家には一定のファンがついてます。

お客さんがついて、生活ができてるなら、商業的に正解なんでしょう。

 

教養主義、古典旧作主義が廃れたのも、おそらく同じ理由でしょう。

「先輩がうざい」これだ。

映画の感想→「冴えない彼女の育てかた Fine」見ました(141)

さて、最近見た映画の感想を。

saenai-movie.com

 

大阪で舞台挨拶があったので、参加してきました。

このシリーズは、導入こそラブコメ・ハーレムもの。

(本作で、ラブコメ部分は完結します)

 

途中からクリエイターの苦労や創作の苦しみにシフトするので

見てて辛い。何も書いてない、何もやってない自分が情けなくなる。

ラグビー場でペンギンの写真を撮るのは、そもそも創作なのか。

 

「冴えカノ」シリーズはどれもチーム結成からスタートして、冬コミがラストです。

見始めた当初はドタバタしてますが、

途中から冬コミの締め切りの話ばかりになるので、見ていて胃が痛くなります。

これではリフレッシュできない

 

あと、引っかかったのが、納期とクオリティの天秤。

 

クリエイター(ノベル、作画担当)の主張

「リテイクを重ねて、どんどん良くなってる」

「あと1ヶ月あれば最高の作品ができる」

 

会社側の主張

「もう1ヶ月も納期を過ぎてる」

「現状で内容を確定、作業を打ち切って後工程に回す」

 

この状況で、主人公はクリエイター側の代理人で交渉に行きます。

無事に1週間延長。やったね!

 

「あほか、会社を潰す気か」

「さっさと検収して次に移れよ。あっちも急ぎや」と。

 

締切の国に生きてる(短納期の仕事を複数回してる)人間なので、

時間とお金をかければよくなる?そういうのは納期内に仕上げてから言え。

心の曇った、取り替えの聞く人間、社会の歯車にはなりたくないですね。

 

ラブコメの完結編は、主人公とヒロインが恋人になってエンディング。

誰と付き合うかはだいたい分かると思います。

付き合えなかった人の視点が丁寧に描かれて、見せ場の一つです。

 

面白いですよ。