Suicaどっとinfo

ちびかんの公式ブログです。Suicaドメイン取りました

奈良クラブの浜田満社長とお会いしました(164)

f:id:eo64air:20200208161629j:plain

  (著書にサインをいただきました)

ゼロに飛びこんでイチをつくる―― FCバルセロナとのビジネスから学んだ未来の開き方

ゼロに飛びこんでイチをつくる―― FCバルセロナとのビジネスから学んだ未来の開き方

  • 作者:浜田満
  • 出版社/メーカー: 内外出版社
  • 発売日: 2019/04/27
  • メディア: 単行本
 

奈良クラブの浜田満新社長とお会いしました。

サポーター1人のために時間をいただき、ありがとうございます。

 

 

1.結論

聞きたいことは全部聞いたし、要望もすべて伝えた

聞いたことに対して、事情を詳細に教えてもらった

「聞きたいこと」というのは、こんなのです。

 クラブからすれば、話しにくいことばかりです。

・なぜ水増し問題について記者会見をしなかったのか

・今後もやらないのか

・J3ライセンス(※1)はとれそうか

・NHK奈良放送局とはどうなっているのか 

・○○というメディアから取材を受けて欲しい(具体名は割愛)

・「Nロゴ」はどうするのか 

真相はどれもくだらないことです。

それに、現在進行中の話ばかりなので、ここで公開するのはやめます。

(それに、3時間くらい(※2)話を聞いたので、すごい分量になる)

 

※1 Jリーグ百年構想クラブ資格=2021シーズンJ3クラブライセンス申請に必要

※2 1:1で1時間、知り合いのサポーターへの説明(2時間超)にもついていった

 

2.詳細は社長に聞こう

「ソシオ会員全員と会う」 ※下線部が抜けていたので追加

「直接説明してコミュニケーションをとりたい」と

浜田社長は強調していました。

 

その言葉は本気だと思いますし、

私から又聞きするより社長から直接聞く方がいいと思います。

奈良クラブの試合を見たことのある人なら、時間を取ってくれますよ。

あの感じだと。

 

クラブに連絡すれば返事がくる(はず)なので

社長に直接コンタクトしてください。

(浜田さんへの連絡方法、今回お会いした経緯は、下の方に書いてます)

 

3.クラブの現状

スポンサー・サポーター離れで、経営は苦しい

とはいっても、自業自得なので、組織の健全化が先

ライセンスの再取得が最優先で、それが解決してから動く

小さいクラブで、最大のスポンサー(東証一部上場企業)が撤退すると

どうなるか、だいたい想像できると思います。

「クラブが経営危機」ってフレーズ、何度も聞いてますよね。サッカーファンなら。

まさにその状況です。

 

新たなスポンサーを募るにも、

「ちゃんとしました」と胸を張れるクラブになるのが先です。

ダメな状態で何もしないまま「お金ください」では、誰も相手にしません。

 

まずはJ3ライセンスの取得(これは対行政の交渉)を優先。

ファン、スポンサーとのコミュニケーションを並行して行い

次の一手の準備、という手順になります。

 

4.「浜田イズム」が出るのは当分先

浜田さん自身、12月下旬に就任が決まり

クラブでの仕事始めは1月中旬。社長就任は2月1日。

予算も方針もすべて決まった状態でのスタートです。

 

ただ、経営にタッチしたのは半月強とはいえ、

浜田さんは、それまでスポンサーの1社でした。

全く知らない訳ではありません。

 

足りないところ、ダメなところは把握されてますし、

だいたいの改善策も考えてるみたいです。

 

浜田社長自身の考えで経営する、というのは、少し先になります。

6月にJ3ライセンスを取った後でしょうか

 

5.「サポーター全員と会いたい」

浜田社長とお会いした経緯を説明します。

・別件で、クラブの問い合わせフォームから数回連絡をしていた

・ブログに一連の不祥事のことを色々書いた(批判がほとんど)

・社長から「事情が色々あるので、いつでも説明しますよ」と連絡が

・私「じゃあ、お願いします」 

・浜田「あとでスタッフから連絡しますので」

こういう感じです。

コネとか顔パスとかは元々ないし、使ってもないです。

 

ブログのアクセス数が月間700~800PV、Twitterのフォロワー400くらいの

影響力のない一般人(私)が相手です。

「僕が奈良クラブのサポーター」という外に、

社長が1時間も使って相手するなんか必要ないです。

 

今回も、こっちの都合に合わせて、カフェに来てもらいましたし。

 

6.連絡はクラブ経由で 

「観客数水増し問題の真相を知りたい」

「いまの奈良クラブは○○だと思う、××に改善してほしい」

「浜田社長から直接説明を受けたい」

 

クラブの問い合わせフォーム経由で伝えれば、

1~2日で連絡が来ると思います。

 

問い合わせフォームの内容は、社長に届いてるようです。

クラブの問い合わせフォーム、SNSアカウント宛、FAXで連絡すると、

対応しやすいと思います。

(SNSアカウント、ソシオ会員番号も書くとなおよい)

 

浜田社長に直接リプライを送っても見てもらえるでしょうが、

個人で細かいやりとりはできないと思います。

(やってもいいですが、おすすめしません)

 


もちろん、浜田さんのスケジュールの都合(東京・奈良の往復をしてる)で

すぐに面会できるか、先になるかは変わってくるでしょう。

そのへんはクラブの担当者と交渉してください。

 

7.最後に

今の奈良クラブに一番大事なのは

今回、浜田社長から、聞かない方がいいこともたくさん聞きました。

細かい事情とか数字とかを交えて。

 

「諸事情」って、当事者以外にはどうでもいいことだし

適当にウソをついて取り繕ってもらった方が、聞く側には楽です。

外でしゃべれない話を聞くとなおさらです。やる気が萎えるだけです。

 

浜田さんは「ここで嘘をついても、クラブの消滅が早まるだけだ」

そう判断したのでしょう。

 

実際、開幕1ヶ月前の時点で、相当数の関係者から見放され、

積極的に応援してた人も、ただ静観しています。

 

「いまも奈良クラブのことを応援してくれる人」に対して、正直に付き合う。

これは一つの方針ですので、応援しようと思います。

ソシオ会員は数百人程度。奈良は狭いし半年あれば全員と会える

迷惑かけた人には謝る、説明する。あたりまえのことです。

何の連絡もしなければ相手は怒る。そりゃそうでしょう。

 

「当たり前のこと」をやればよかったのに、

何もせず放置してるうちに、傷口が広がってしまった。

 

浜田さんのような「まともな人」が来てくれたのは、不幸中の幸いだと思います。

 

「会って話す」「ちゃんと説明する」「できれば全員と」

単純な戦略ですが、徹底してやれば、相手も鬼じゃないです。

ちゃんと伝わると思います。

あと1ヶ月で開幕

3月15日の開幕戦には、いったい何人来るのでしょう。

昨年の観客数は、最多3762人(公式発表5102人)、最小513人(公式発表513人)。

500人も来ないでしょう。応援したい要素が何もないし。

 

「奈良クラブは最後のチャンスを棒に振った」

「次に何かあると、本当に終わる」

 

完全に「手遅れ」な状態で出番が回ってきました。

それは浜田社長自身が一番よく分かっていると思います。

引き受けた以上はクラブ存続のために頑張ってください。

 本当に「応援してもいい」のか、ここ

現時点で、自分が奈良クラブを応援しているのか、

応援していいクラブなのかは正直分かりません。

もう三振も四振もして、普通の人は見放してます。

 

僕自身、サポーター友達との横のつながりがなければ、

試合を見る以前に、奈良クラブのことなどもう考えないでしょう。

 

このブログも、サポーター・JFL関係者からの需要があるのでやってますが

書いてても何も楽しくないですし、すべては公式サイドが発信すべき情報です。

続ける意義がないんですよ。ずっと。

 

今週末はルヴァンカップの開幕戦です(私はセレッソ大阪サポーターです)。

スタジアムグルメを調べるか、録画したスーパーラグビーを見るか、

他の、楽しいことをして過ごしたいです。本当は。

経営者の仕事って何?

私が浜田社長とお会いした日は、

奈良県サッカー協会(←J3ライセンスの推薦をする人)への初回訪問の日で

時間が二回変更になりました。

15時過ぎでしたが、浜田さんはまだお昼を食べてないらしいので

軽食を食べながらお話をしました。

 

終了後は、一度クラブ本社に戻って仕事を片付けた後、

新幹線で東京に帰るというスケジュール。

 

そこまで無理して、サポーターと会わなくてもいいと思う。

いいとは思いますが、「ソシオ全員と会う」という浜田社長の言葉が

本気なのは伝わりました。

 

信頼って、こういうところから積み重ねるものでしょう。

 

大事なのはやはり「人」、特に「経営者」ですよ。

本当に。

 

この続きは、浜田社長からお聞きください。