奈良クラブサポーターのツイート(林舞輝監督レビューの感想)に
浜田満社長からコメントがありました。
浜田社長の関連ツイートは全部拾ってます。
補足部分は、あくまで私個人の見解です。
話は、20年9月20日(鈴鹿ポイントゲッターズ戦)の舞輝レビューから。
ホームゲーム後に行われる、林舞輝監督の解説イベントです。
Maiki Review
— ちか右衛門@奈良 (@migitika7) 2020年9月20日
今日は近いな😅 pic.twitter.com/5MJLWV2zvU
Maiki Reviewの話
— ちか右衛門@奈良 (@migitika7) 2020年9月20日
変に考え込んで息を詰まらせながらだとしんどいので思うままにつらつらと。
この過密日程5連戦、リーグも天皇杯も捨てず、全部勝つつもりで1戦1戦1戦準備している。理由は捨ててしまえば、勝敗に関わらずその試合や過密日程での戦いから学びがなくなるからだと。
支持します。
それについて、社長はじめクラブ全体で共有できていますか?と尋ねたのですが、監督の好きにしてくれて良いと言われているとの回答。
— ちか右衛門@奈良 (@migitika7) 2020年9月20日
これをどう受け取るのかを今も思案しています。
サッカークラブが強くなるには文化が必要で、監督は文化を作るのが仕事。それを作るには数年かかる。そして、結果は一番最後にやってくる。しかし、作った文化もいつか必ず廃れる。
— ちか右衛門@奈良 (@migitika7) 2020年9月20日
照明を消されて暗がりの中で深い話を語ってくれた舞輝監督でした。
「天皇杯優先(テレビに映る、賞金が高い)」
「リーグ戦優先(昇格・降格が決まる)」
「どっちも全力(欲張りだけど絶対しんどい)」
どれが正解というわけではなくて、あくまで価値観の問題。
林監督は「どっちも全力」を選んだが、
もしクラブが「○○優先という方針」と決めれば、それに従う。
(以上は、舞輝レビューの要約)
クラブの代表が監督の意向に首は突っ込みませんよ。好きにしていいというよりも、監督の権限の範囲に介入しないんです。それは当たり前ですよ。
— 浜田満(Mitsuru Hamada) 🦌 (@hamada_naraclub) 2020年9月21日
直々のリプライ恐縮です。
— ちか右衛門@奈良 (@migitika7) 2020年9月21日
そういうものなんですね。
サッカークラブの組織がどういうものなのかわからず、自分の経験してきた組織から勝手に想像するしかないので上手く当てはめられませんでした。
教えていただきありがとうございます。
クラブの代表が、どの選手をスタメンにしろ、誰を変えろ、こういう戦術でやれとかいいだしたらアウトですよ。言わないけど、放置ではなく、査定はするし、監督の去就の決断はする。そういう立ち位置です。
— 浜田満(Mitsuru Hamada) 🦌 (@hamada_naraclub) 2020年9月21日
現場で誰を使うか、どういう戦術をとるかは「現場の戦術」です。
ここを「現場に任せる」というのは、当たり前の話でしょう。
他方、舞輝レビューで話していたのは
天皇杯優先か、リーグ戦優先かという「クラブの目標設定」の話です。
”どっち優先かは監督が決める(監督が決めたこと=クラブの目標)”
というとかっこいいのですが、
「プロの監督なら、与えた戦力で全部勝て(=天皇杯もリーグ戦も全力)」という
(プロスポーツの)原則通りに動いてるんだと思います。
これも想像ですが。
あと、サッカークラブの文化を作るのは監督ではないです。どういう文化を作りたいかをクラブで決めた上、そこにシンクロする監督が選ばれるんです。そのため、監督がその文化を推進、発展させていくので、そのように見えるだけです。
— 浜田満(Mitsuru Hamada) 🦌 (@hamada_naraclub) 2020年9月21日
あと、日程は全くもっていい訳になりません。どこも同じ条件です。
— 浜田満(Mitsuru Hamada) 🦌 (@hamada_naraclub) 2020年9月21日
林舞輝監督から「いい文化」の例として
鹿島アントラーズ、横浜Fマリノス、HONDA F.C.それに
バイエルンミュンヘン時代のペップの話が出てきました。
(舞輝レビュー中に言及した本:古本なら手に入ります)
最高の結果ではなかったけど、
ペップが来なかったら今のバイエルンミュンヘンはなかったよね~と。
「成果を出すには長期継続が前提」という話は
舞輝レビューでも繰り返し出てきます。何事にも時間がかかる、と。
過密日程については、以下のツイートを参照。
【まとめ】
— 林 舞輝 (@Hayashi_BFC) 2020年9月17日
・中2日→中3日→中2日→中2日の5連戦
・14日間で5試合
・しかも5試合のうち4試合がアウェー
・さらに、その4試合のうち2試合が仙台と宮崎でのアウェー戦
・9/23の天皇杯ティアモ枚方戦は19時KOで9/26の宮崎戦は13時キックオフなので、実質的には中2日ない
応援よろしくお願いします!笑
地域リーグ・JFLは、平日に試合する習慣がないので
(普段だと天皇杯二回戦:Jとの対戦以降)
コンディション調整も、仕事の調整も、大変だと思います。
(今年の天皇杯の方式)
1~3回戦 アマチュアのみ(JFL・地域リーグ・大学)、関西地区のみ
4・5回戦 アマチュアのみ
準々決勝 J2・J3が1チームずつ出場
準決勝 J1の2チーム出場
決勝
最初の5戦は、JFL・地域リーグ・大学のトーナメントです。
JFLでトーナメントをするのとあまり変わらないし、
Jクラブと戦うのは最後の3戦だけ。
奈良クラブはJ3昇格を狙うチームだ、
JFLとの対戦では無双するから準々決勝進出は固い、
あと2回勝てば1000万円もらえる、3回勝てば1億円。
…となると「天皇杯優先」というクラブも出てくるでしょう。
(私は天皇杯優先派です。1億円欲しい)
他にも多くのリプライありがとうございます。
— ちか右衛門@奈良 (@migitika7) 2020年9月21日
勉強になります。
是非、次回は社長もMaiki Reviewに参加いただきたいと思いました。
いやいや、僕がいたら話しにくいと思います。
— 浜田満(Mitsuru Hamada) 🦌 (@hamada_naraclub) 2020年9月21日
前社長も後ろで聞いてたので、大丈夫ですよ
— ちびかん@9/23ヤンマー(天皇杯2回戦) (@suica_chibisuke) 2020年9月21日
立ち位置がGMである時と、監督では違いますよ。
— 浜田満(Mitsuru Hamada) 🦌 (@hamada_naraclub) 2020年9月21日
ああ、なるほど。返信ありがとうございます
— ちびかん@9/23ヤンマー(天皇杯2回戦) (@suica_chibisuke) 2020年9月21日
あと、こうするつもりだった、ああするつもりだったということを聞いても何の意味もないんですよ。ピッチ内で見えるもの、出た結果が全てで、それ以上でもそれ以下でもないです。試合を見ればわかります。
— 浜田満(Mitsuru Hamada) 🦌 (@hamada_naraclub) 2020年9月21日
これは、サポーター目線ではなく、クラブ代表としての目線ではです。サポーター目線だと聞いてみたいだろうとは思います。
— 浜田満(Mitsuru Hamada) 🦌 (@hamada_naraclub) 2020年9月21日
今年の舞輝レビューは「監督レビュー」です。
(昨年は「GMレビュー」)
GMはフロントの人間。社長と密にコミュニケーションを取る。
ただし、監督は現場の人間。クラブ社長として言ってはいけないことがあるし、
あくまで契約に基づくドライな関係。一線を引いて付き合う。
(…ということでしょうか ?)
舞輝レビューについて。
イベントの趣旨は「その試合の解説」ですし、基本的に「見たとおり」です。
記者会見とほぼ同内容と思いますので
あえてサポーター向けイベントに参加する必要はないと思います。
鈴鹿戦でも、どうみても○○なシーンについては質問も出なかったですし、
もし聞いても、予想通りの答えが返ってきたと思います。
リピーター率が高いので、聞いてる側も洗練されてます。その辺は。
最後に
現時点のチーム成績は、昨年とあまり変わりません(13位:6試合消化時点)。
今年はいいチームになったとは思いますが、
結果はぱっとしない以上、いつ監督が替わっても仕方ないです。
プロスポーツは勝負の世界ですから、結果がすべてです。
開幕が遅かったとは言え、もう9月末。
全試合勝って絶対昇格!が目の前の目標ですが、
来季がどうなるか、そろそろ考える時期なんでしょう。
(あの選手出てないなー、とか、レンタル移籍の選手は戻るのかな、とか)
近鉄奈良駅からバスターミナル(のスターバックス)へ向かう途中で発見。
あまり市内を回ってないのもあって、あまり見かけないなあ。
今季のホームゲームは残り4戦。
ほんとうに、あっという間です。