「イノベーションのジレンマ」が(現在は)時代遅れで
評判が悪いらしく、イノベーション論で最先端なのがこの本。
(ドラッカーも、アメリカではもう読まれてないらしい)
イノベーションのジレンマは「新規事業をスピンアウトしよう」で
終わってたので、「じゃあどうするんだ」と突っ込んでいたと思う。
「新規事業を、既存事業とどれくらい離すか」
「新規事業にも既存事業のリソースを使おう」 ←これが新しい
本作はリーダーシップの話が9割で、経営判断と組織論です。
うちの業界(研究開発・知財)だと、発明者とか研究チームがすごいという
話で止まるし、その先(MOT?)もあまり求められてない。
専門職って、特定分野は任せてもらえるけど
全体が見れるポストがないんだよな。
「お手伝い」「助っ人」感があって、「プレーヤー」になる場面が少ない。
営業とか技術とか企画とかがうらやましい。
「MOTの成功事例集」を見ても、知財部門と経営陣との近さが問題で、
「社長直轄にして知財最優先にしたら成功しました」とか
「そんなん分かってるがな」という話ばっかだし。
(特許庁も、冊子にまとめて空しくないのかな)
重量級の本は久しぶり
書籍版で400ページちょっとです。電子書籍で読みました。
普通の本の倍以上の文字数が… 紙の本を満員電車で読むのは無理。
海外の経営書はケーススタディ中心で、
結論→事例事例事例→まとめ→事例事例事例→まとめ…のループ。
同じ結論を繰り返し聞いてたので、1/3くらいで止めて
半年後に続きから読み始めた方が効果的だった気がします。
「本は途中でやめていい」と何度も言われてますが
「最後まで読み切る」達成感が欲しくて、ついつい頑張ってしまう。
SNSで読むと、SNSに書く
「両利きの経営」を1週間ほどかけて読んでたら、
SNSを読む・書く量も、Webで読む量も半分以下になりました。
パソコンに向かって読んだら、パソコンに向かって書きたくなります。
読む媒体を別のものにすると、書く媒体も別のところになります。
Twitterに1日100件投稿しても構わないのですが、
ブログや原稿で、少しまとまった何かを書く方が充実感があります。
こっちなら、ストックしてあとで見直すことも可能だし。