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イノベーションは組織構造から:「両利きの経営」を読みました(194)

 

「イノベーションのジレンマ」が(現在は)時代遅れで

評判が悪いらしく、イノベーション論で最先端なのがこの本。

(ドラッカーも、アメリカではもう読まれてないらしい)

 

イノベーションのジレンマは「新規事業をスピンアウトしよう」で

終わってたので、「じゃあどうするんだ」と突っ込んでいたと思う。

 

「新規事業を、既存事業とどれくらい離すか」

「新規事業にも既存事業のリソースを使おう」 ←これが新しい

 

本作はリーダーシップの話が9割で、経営判断と組織論です。

うちの業界(研究開発・知財)だと、発明者とか研究チームがすごいという

話で止まるし、その先(MOT?)もあまり求められてない。

 

専門職って、特定分野は任せてもらえるけど

全体が見れるポストがないんだよな。

「お手伝い」「助っ人」感があって、「プレーヤー」になる場面が少ない。

営業とか技術とか企画とかがうらやましい。

 

「MOTの成功事例集」を見ても、知財部門と経営陣との近さが問題で、

「社長直轄にして知財最優先にしたら成功しました」とか

「そんなん分かってるがな」という話ばっかだし。

(特許庁も、冊子にまとめて空しくないのかな)

重量級の本は久しぶり

書籍版で400ページちょっとです。電子書籍で読みました。

普通の本の倍以上の文字数が… 紙の本を満員電車で読むのは無理。

 

海外の経営書はケーススタディ中心で、

結論→事例事例事例→まとめ→事例事例事例→まとめ…のループ。

同じ結論を繰り返し聞いてたので、1/3くらいで止めて

半年後に続きから読み始めた方が効果的だった気がします。

 

「本は途中でやめていい」と何度も言われてますが

「最後まで読み切る」達成感が欲しくて、ついつい頑張ってしまう。

 SNSで読むと、SNSに書く

「両利きの経営」を1週間ほどかけて読んでたら、

SNSを読む・書く量も、Webで読む量も半分以下になりました。

 

パソコンに向かって読んだら、パソコンに向かって書きたくなります。

読む媒体を別のものにすると、書く媒体も別のところになります。

 

Twitterに1日100件投稿しても構わないのですが、

ブログや原稿で、少しまとまった何かを書く方が充実感があります。

こっちなら、ストックしてあとで見直すことも可能だし。