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”緊急事態宣言は要らなかった”説は最初から存在した(180)

緊急事態宣言は必要なかった説

宣言の効果について、最初から疑問の声がありました。
発令前は「やらなくてよい」、発令中は「効果がないからはやく辞めてくれ」
現在は宣言が解除されたので「やっぱり必要なかった」に変わりました。
 
世の中は、自分の目に見えるものがすべてではありません。
私の周りは4月上旬から「宣言は出さないていい」という人が相当数いたし、
その数はあまり変わってません。
 
「感染が収束したから、後出しで宣言を批判してる」人も確かにいますが、
「宣言続行派・行動規制強化派」が減った結果です。
 
4月上旬は、「宣言いらない派」が1:99だったのが
6月上旬時点で1:20になったので、「1」が相対的に目立ってる状態です。
(体感的にも、これくらいの比率)
 
行動制限の方法は緊急事態宣言だけではありません。
イベントの自粛でも、通常の外出自粛要請でも、通勤電車の混雑率低下でも
接触の減少は可能です。
 
政策として「どの方法がどれだけ効果があったか」は検証しないといけません。
 
緊急事態宣言は社会機能にそれなりの負荷がかかります。
マイナスが予想より大きい、プラスが予想より小さいなら
「他の方法の方が良かった」という結論になります。
 
「緊急事態宣言はいらなかった」という発言と
「専門家会議を非難する」「医療現場の努力を踏みにじる」は
イコールではありません。
関係者が必死でやってるのは分かってます。
 
「頑張ってる人を批判をするな」という信念を持つのは構いませんが、
国の政策なので、議論・批判・検証は当然に必要だと思います。
 

次に切れるカードはあるか

今回は「最初の緊急事態宣言」という一番強いカードを切ったので

次回以降にどうするか。

 

二回目の「緊急事態宣言」、今回のほど、真面目に守りませんよ。

もう慣れてしまって。

同じ緊急事態宣言でも、中身は別物です。

 

いまのうちにロックダウンできるような法案を作るか、

解除と宣言の間に(休業要請を)何段階か設定して、

宣言を出さない状況での制限レベルを可動式にするか。

 

今回、感染者・濃厚接触者の自宅待機、職場復帰、それに自粛警察と

様々な社会問題が発生しました。

 

「外出自粛」や「営業自粛」そのものは仕方ないと思いますが、

ただ、自分の家族、仕事、お店が危険にさらされるなら別です。

宣言を出さなければ自粛警察に嫌がらせされることもない。

なので宣言を出すのに反対します。根元の問題は「自粛要請」です。

 

各自治体には、感染によって生じる不利益を禁止する条例を作って欲しい。

(罰則規定はなくてよい)

 

クラスター対策名目で感染者情報を公開するなら、

「感染者捜し」と「感染者への差別偏見」は必ず出てきます。

現状だとプライバシーより感染拡大防止を優先しています。

感染者・感染被疑者を守るための措置も考えてください。

 

これは知識の無い・偏屈な人間からの嫌がらせという話ではない。

家族にハンセン病患者・結核患者が出たとき、全く同じ話がありました。

 

国も自治体も、コロナ対策さえすればいいという問題ではありません。

あくまで「安心して暮らせる社会の実現」が目的です。

 

「我々は断固許さない」という意思表示があれば、

「自粛を守る=正義」「自粛を破る=悪」という

変な連中とそれを煽る報道機関に対する牽制になると思います。

 

※2020.6.2 22:30 後半の「条例」の下りを書き直しました