ご存知、藤島大さん。解説が底抜けに温かい。とにかく褒める。
ラグビーワールドカップ第一回大会からの原稿を集めた本です。
(昨日、ようやく読み切りました:1ヶ月かかった)
「日本の個性」は、弱かった時代から、俊敏性、低さ。
誘われたからなんとなく参加してた時代から、
オールブラックスのスターを連れてきて強化しようとした時代(ルール改正前)、
有名なコーチを呼んできて勝とうとした時代。
やっぱり、32年って、長い。
プロ化が解禁されて対応できてる国とそうでない国で明暗が分かれたり
トライの点数が変わったり、選手の戦術的交代が可能になったり。
ほとんど別の競技だ。これでは。
第一回以来、ずっと勝てないオールブラックスへの冷笑、
日本が善戦して現地ファンに喝采されたり、将来像が見えないと苦言を呈されたり。
本気で勝とうとして呼んできたエディー・ジョーンズと選手協会との軋轢。
(2015年大会前に、退任が決まっていたのは、すでに触れられなくなった)
次の改訂は、2023年でしょうか。
その頃には、2019年日本大会は、大昔に起こった神話になっていて、
「あの南アフリカ戦」の舞台は、ブラントンじゃなくて東京。
2018年以前からラグビーを見ていた人はオールドファン。
あ、これは既にそういう扱いか。
テレビで三菱地所のCMを観る度に薄れていたワールドカップロスが再発してしまう pic.twitter.com/V8jdxmAoXd
— ユニオン (@union2525) November 11, 2019
知らないチームの応援ばかりしてて
開幕した直後からジャパンがどうでも良くなった人です。
(ナミビアとアメリカの応援が楽しすぎました)
2019年ラグビーワールドカップで事件を5つ挙げるなら、
「ウルグアイーフィジー戦」が必ず入ります。
他の4つは、このあたりです。
「ハカに対し、イングランドがV字陣」
「日本、アイルランドに勝利」
「日本、決勝トーナメント進出」
「バレット三兄弟がそろってトライ」
「自分がスタジアムで見た試合」
チケットを持っていた人には、こっちが1位でしょう。
大熱戦をテレビで見るより、スタジアムで見た平凡な試合の方が記憶に残ります。
たぶん。