大分のフランスvsウェールズ戦(大分)
現地観戦でも「うまいわー、うまいわー」と感嘆しか出なかったのが
フランスFBメダールのキック。改めて録画を見ても、めっちゃうまい。
バックスリーの本格的な蹴り合いでは、今大会MVP級でしょう。
後半、1人少ないフランスを接戦まで持ち込んだのはメダールの力です。
あの沢木敬介さんも絶賛です。「相手の嫌がるプレーをしてくる選手」と。
・普通の選手 力強く遠くへ飛ばす。タッチ際の隅へ蹴って、相手を背走させる
・メダール 敵のキックケア要員3人の間に中途半端な高さで蹴り、3バウンドくらいさせる
そもそも「蹴り合い」は陣地をとるのが目的です。
味方のディフェンスラインを上げる(時間を稼ぐ)、
往復する間に相手を奥に押し込む(距離を稼ぐ)
距離でも時間でも、効果は同じです。
こういう「汚いキック」で「判断に困るボール」を飛ばすのは
ワールドカップでも通用するんですね。
大分合同新聞さん……聞こえますか……その外国人さんは普通の観光客ではありません……ラグビーフランス代表バックスの要、マキシム・メダール選手です…… pic.twitter.com/UjCwMifO6R
— 黒猫ドラネコ🏉🏆 (@kurodoraneko15) October 19, 2019
ファーーーーーフ!!!!😭💕💕💕
— サニル (@zelzelazu) October 31, 2019
まさかのディズニーで会えるなんて!!!😭😭😭😭✨✨✨✨#ファフデクラーク#ラグビー南アフリカ代表#南アフリカ pic.twitter.com/h2zGiZQREX
日本を満喫してくれてて、嬉しい。
メダール選手、たぶん今大会で代表引退だろうし大分には一生来ないでしょう。
でも、無理してまた来てください。湯布院はいいところですよ。
デクラーク選手はまた東京に来るだろうから
次はディズニーシーに来てください。
(以下、おまけ)
年明けのトップリーグ。
敵陣10m〜自陣10m間でラインブレイクされると大歓声!でしょう。
こういうとき、後ろに2〜3枚キックケア要員が残ってて、裏のスペースを消してます。
あえてディフェンスラインに入れてない。
このエリアでラインブレイクしやすいのは、
ディフェンスの枚数が少ないから。ディフェンスの間隔が空いてるのが原因です。
ディフェンス時の”バックスリー”の主な仕事は
「キックケア」と「ディフェンスラインが抜かれたら一発で止める」です。
ディフェンスラインを超えた後、ウィング/フルバックを抜けるか?
これらの選手が時間を稼いで、ディフェンスの他の選手が戻ってこれるか?
最初のライン突破も大事だけど、後ろのウィングとの1:1を。
あと、今大会、バックスリーのポジショニングとハイボールの処理が
どれもすごかった。スタジアムなら全体の陣形が見れるので特に。
SH、SOの(流れの中の)タッチキックもそう。
陣地を最大限に取りつつ、クイックで入れられないような場所に蹴り出す。
タイミング、コース、距離すべてがすごい。あんなきれいなキック、まず見れない。
どれだけすごいかは、いつものトップリーグとかスーパーラグビーの普通の試合とか
プレーレベルの基準が必要です。
最近見始めた人も、そのうち分かる瞬間がくると思います。
楽しみにしててください。