書店通いが習慣になると、平台に並んでる本や新しい本には
どんどん詳しくなっていきます。
それとともに困るのが、情報の重複の多さ。
書評をみても、同じような本ばかり推薦してるし、
最近でた本を併読しても、似たような話ばかり書いてる。
「よし、定評のある少し古い本(=古典)を読んでみよう!」
そんな状況から、難しい本との格闘が始まります。
古典の魅力は、とっつきにくさバリアを含めてのもの。
そう言ったのは、作家の奥野宣之氏でした。
ベストセラーかつ大手出版社の書籍ですが、
使えるものは使うのです。
さて、この言葉を自分流に咀嚼してみましょう。
1)
年下の上司みたく、共通点が少なくて打ち解けるきっかけがない、
でもそのバリアを超えれば、同年代にはない融和が待っている。
その状況が、古典との付き合い。
友達としゃべるのとは違う。
時間をかけて、労力をかけて、戦略を練って、じっくり攻めないといけない。
2)
昔の知識人だと、こんな感じでしょうか。
新入り「○○なら読んでますよ」
古株 「うむ、最低限の勉強はしとるな。では理解度をテストしてみよう」
新入り「それあらペラペラペラペラ・・・」
娯楽で本を読んでる(それはそれで素晴らしい趣味です)のと違い、
古典の読書にはすくなからず「勉強」「学習」という要素が入ってきます。
それゆえ、スケジュール管理や、どれくらいの理解度で良しとするかなど
活字を追う時間以外の戦略も重要になってきます。
なかなか大変ですね。やっぱり。