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この本がすごい!2020年:今年読んだ182冊からベスト10を一挙紹介(前編)(201)

本は結構な量を読んでます(12月23日現在で182冊)が

僕にとっての読書は、あくまで”新聞やテレビの代替品”だし

本の話へのニーズもない。話もしません。

 

…と、読書体験を社会に還元する気がないのですが、

年末なので特別に。今年のベスト10を紹介します。

 

正直、紹介のクオリティはあまり良くないですが、

「ベスト10に選んだタイトルだ」だけ覚えて、

商品紹介か他のレビューを読んでください。

第10位

頭の体操BEST・BEST2

頭の体操 BEST

頭の体操 BEST

  • 作者:多湖 輝
  • 発売日: 2009/08/20
  • メディア: 新書
 
頭の体操 BEST2

頭の体操 BEST2

  • 作者:多湖 輝
  • 発売日: 2011/01/25
  • メディア: Kindle版
 

著者からのコメント
皆さん、最近、頭の調子はいかがですか?
私は『頭の体操 第1集』を世に出して以来、四〇年以上ものあいだ、毎日いろいろと「頭の体操」とかかわりの深い日々を送ってきました。
もちろんそれは、全23集にもなる『頭の体操』でくり広げられたパズル・クイズの世界だけではありません。
むしろその『頭の体操』で提案した発想の自由さ豊かさの応用という面で、現実の社会や企業や、個人の直面する問題の解決にかかわってきたと言っていいでしょう。
現に今も、日夜、報道される経済や政治、教育や人生の数々の問題について、「皆さん、もっと<頭の体操>をしてください」と提案しつづけています。
さあ、どこからでも気軽にページを開いて、あなたの頭のコリをほぐし、脳力を鍛える「頭の体操」に挑戦してください。
(まえがきより抜粋)

30年くらい前に流行った、水平思考のパズル集です。

「大事な前提条件に触れてない→そこが抜け穴に」という展開が多いので

前提条件を疑う練習になります。 

(紹介元)勝間和代さんの推薦→電子書籍(セール)で購入

名前だけ知ってるシリーズをベスト盤から入るのは 

ライトファンの定番のルートです。2冊こなしました。 

第9位

ONE TEAMのスクラム 日本代表はどう強くなったのか?

日本代表はラグビーW杯で合わせて70本のスクラムを組んだ。時間帯、エリア、スコアによって、それぞれのスクラムにはゲームの流れにあっての位置づけがある。戦略、ストーリーがある。1本1本のスクラムにおいて、フィジカル勝負、心理戦、頭脳戦が展開されていた。フォワード合わせて約1トンの肉体の塊のぶつかりあいのウラで何が起きていたのか。とくに伝統工芸のごとき技がつまった日本スタイルのスクラムにスポットライトを当て、その深遠なる戦いをつまびらかにする。

実は改訂前のを読んでたのですが、改訂後のバージョンの方が圧倒的に面白い。

改訂で加わったのは、「2019ワールドカップの全スクラムを解説してる」点。

面白いのも、加わった点です。

 

ラグビーW杯の日本のスクラムを

フロントロー3人、スクラムコーチがそれぞれ映像を見ながら解説してます。

 

やってることは特定動作の解析なので、

「プレーを見てる」「見てない」で全然違います。

 

「1番が攻撃的で崩しにかかる、3番は耐えるタイプ、2番は舵取り」

という話を聞いてフロントロー3人の顔を思い出すと全くその通りだった。

※1番(PR稲垣)は攻撃的で崩しにかかる、3番(PR具)はひたすら耐える 

(紹介元)発売時から知ってたのをセール(電子書籍)で

ラグビーブームが過ぎると書店から消える運命にあるので、

その後はひたすらセール対象タイトルです。

一般向けラグビー入門書では、トップ3に入るんだけどね

(全部理屈で書いてるので、相当頭は使います)

第8位

サイゼリヤ おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ

お客様本位とはどういうことなのか?

ミラノ風ドリア299円、マルゲリータピザ399円、たっぷり野菜のミネストローネ299円、フレッシュトマトの
スパゲティ499円--。本書は、低価格、高品質のメニューで消費者に支持され、一大イタリアンレストラ
ンチェーンを築き上げた外食の雄、サイゼリヤの創業者、正垣泰彦氏による、外食経営の指南書です。

〇2011年7月に日経BP社から刊行された単行本を文庫化しました。単行本は『日経レストラン』誌連載「土壇場の経営学」をベースにまとめたもの。理系経営者ならではのロジカル思考満載の一冊です。

〇「安心感を与える値付け」「ヒットを生む2つの大原則」「儲かる店を作る財務」「値下げの限界点を見極める」「多店舗化のポイント」「人材の育て方」「自社の強みをどう磨き抜くか」といった、経営に携わる誰もが直面する課題について、その解決策をズバリ答えています。

〇タイトルの意味は、「自分の店の料理が美味しいと言ってはいけない。なぜなら、自分の店の料理をうまいと思っていたら、売れないのはお客さん、景気が悪いということにしてしまう」ということ。「良いものは売れる」という考え方は昔の天動説と同じであり、もう改善を進められなくなってしまうと自らを戒めています。

正垣氏は 1946年兵庫県生まれ。東京理科大学在学中にアルバイト仲間から洋食店を譲り受け、千葉で
イタリア料理店として開店しました。低価格メニューを武器に事業を拡大し、現在海外を含め1300を超す店
舗を展開。

文庫化に当たっては『日経レストラン』「土壇場の経営学」から単行本未収録分11本(54ページ)
を増補。外食業界関係者のみならず、店舗経営や顧客本位のマネジメントに関心のある読者に読ん
でいただければ幸いです。

「売れる商品を作って、それを改良し続ける」という話。

ここに納得できて経営方針に反映できれば、825円の元は取れる。

(お金をかけるところと削るところを間違えてる人が多い)

 

正垣さんは、サイゼリヤの創業者。

最初からチェーン展開を意識し、実際に1000店舗を超えるまで

陣頭指揮をとった、珍しいタイプです。

(創業、急成長、安定成長と、時期によって経営者には向き不向きがある)

 

社長の体験談からアクを抜いて一般化したのがビジネス書ですし

年商10億円を20億円にしたい人が必要とするノウハウは

一般のサラリーマンとは違います、

 

ビジネス書や自己啓発書に偏見がある人(めっちゃ多い)は

この本からスタートすればよいと思う。

 

洗脳とかぼったくりとか言う人は、

自分が対象顧客から外れてるのが分かってるんだろうか。 

(紹介元)土井英司さんの著書から

表示がおかしいですが、書評はちゃんと見れます。

 

知ってる会社でずっと成長してるけど中身は知らない。

明かされる「意外な一面」これがビジネス書向き。

ニトリやワークマンの本もおすすめですよ(あとで紹介します)。

第7位

2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義

「君たちは、自分の力で、世の中を変えていけ!
僕は日本の未来に期待している。支援は惜しまない」

2019年8月に、病のため夭逝した瀧本哲史さん。ずっと若者世代である「君たち」に向けてメッセージを送り続けてきた彼の思想を凝縮した"伝説の東大講義"を、ここに一冊の本として完全収録する。スタジオ収録盤にはないライブ盤のように、生前の瀧本さんの生の声と熱量の大きさ、そしてその普遍的なメッセージを、リアルに感じてもらえると思う。さあ、チャイムは鳴った。さっそく講義を始めよう。瀧本さんが未来に向けて飛ばす「檄」を受け取った君たちは、これから何を学び、どう生きるべきか。この講義は、君たちへの一つの問いかけでもある。

少し前のベストセラー著者の講演録。

内容は起業家精神とビジネスモデルの話ですが、講演がめっちゃうまい。

さすがは「京都大学人気No.1講義」です。 

(紹介元)発売時から知ってたのをオーディオブック版発売に合わせて

オーディオブック(本の朗読音源を配信するサービス)が凝ってて、

著者と声が似てるナレーターを探してきて講演音源を聞かせ

講義そっくりの朗読をしてもらってます。

(そこまでするなら、生音源をそのまま使えば良い)

 

講義形式だと、著者の性格の悪さがよく現れてる(特に質疑応答パート)ので

「起業家はあまりきれいなものではない」というのが伝わって

大学生にはよいと思う。

第6位

「ロウソクの科学」が教えてくれること

炎の輝きから科学の真髄に迫る、名講演と実験を図説で

『ロウソクの科学』解説書の決定版

2019年のノーベル化学賞受賞が決まった吉野彰さんが、科学に興味を持つきっかけになったという『ロウソクの科学』。2016年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典さんが大きな影響を受けた本としても知られます。

『ロウソクの科学』は、まさに「もし19世紀にノーベル賞があったら、彼は幾度も受賞したはず」と異口同音に言われるほど、化学・物理の業績を多くあげたマイケル・ファラデーによる、講演の記録です。

彼は、一般の人たちがワクワクするような実験を見せながら、「ロウソクはなぜ燃えるのか」「燃えている間、何が起きているのか」?という謎を解き明かしていきました。さらには、空気や水、金属、生物といった、この世界を形作るものの仕組み、美しさもつまびらかにしていったのです。

本書では、この講演を紙上に再現。今までの国内翻訳書にはない、再現可能な実験の写真や図解を掲載し、完訳ではなく抄訳によって、話の流れをわかりやすくしています。

また、物語としても読める親しみやすい構成とし、巻末には化学式によるまとめも用意しました。産業革命によって大きく時代が動いた当時と同じように、現代にも通じる知恵がつまった歴史的講演をぜひ!

「ロウソクの化学」は、一般向け科学書で超有名な本です。

「ロウソクはなぜ燃えるのか」から始まる、一般向けサイエンスセミナーの講義録。

 

実験の再現を中心にして、片面に本文を入れた方が絶対分かりやすいのに…

と思ってたらそのままの本が出てました。

 

学校の副教材(化学便覧)の実験がメインで、本文はおまけです。

実験写真かイラストかで、臨場感が全然ちがう。

実験講義なので、実験がメインでないと、この本。

 

「ロウソクの科学」についてもう少し。

以前は、岩波文庫の定番タイトルのひとつでしたが、

吉野先生のノーベル賞受賞以来、ロウソクの科学カテゴリが結構盛り上がってます。

新訳が出たり解説書が出たり、大型書店には「ロウソクの科学」コーナーがあります。

 

「年配の人が好きな本」だと、

刊行から半世紀近く経つ「古典」が中心になります。

こうやって、昔の本が発掘されるのも嬉しいですね。

 (紹介元)セール(電子書籍)で

サイエンス・アイ新書と講談社ブルーバックスは定期的にセールをやってるので

まとめ買いして、気が向いた時に読むのがいいと。

 

どれも真面目に書いた本なので、まじめに読むとしんどくなりますが、

雑誌感覚でトピックだけ追う方法で表面だけ。

教科書じゃないので精読はしません。

 

5位~1位は次回。おたのしみに。