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中古のSONY Reader PRS-T3Sをファクトリーリセットする方法(203)

SONY Readerを中古で購入する際に時間を節約するための記事です。

(この情報が必要な人は、多くても年に十数人だと思います)

 

2020年秋、SONYの電子書籍リーダー(PRS-T3S)を、

ネットオークションで購入しました。

 

2013年10月発売、2016年秋に販売終了の製品。

新品が手に入らないので、買い換えるなら中古しかない。

その際、トラブルがありました。

 

前の持ち主が機器認証を外し忘れたらしく、

本を開いても「著作権保護されたコンテンツです」と表示され、読めない。

(書籍ファイルの転送はできる)

↑詳しい記事だけど、専用端末には対応してない

 

スマートフォンの個人売買でよくあるトラブルです。

(なので、スマホ買い取り業者は「認証の外し方」マニュアルを用意してる)

 

別アカウントに紐付けされてる場合、

端末からストアにアクセス→認証解除という手順が必要。

それが出来ないなら、工場出荷時の状態に戻すしかない。

SONY Reader(専用端末)は、有志が詳しいWikiを運営してた…

はずだけど、2020年12月段階ではもう見れない。

 

断片的な情報がネットに散らばってたので、頑張って探しました。

このブログに書かれた情報は、日本語では見つからなかったけど

カナダのSONYホームページに残ってました。


消えると困るので、必要分をコピーしておきます。

How to perform a hard reset.
Follow these steps to perform a hard reset on your Reader™ device:

With the Reader powered on, on the bottom of the device, press and hold the Power button until the Device Shutdown screen appears.
In the Device Shutdown screen, press Yes.
Press the Power button again to turn the Reader on.
While the screen displays opening book message, simultaneously press and hold down the Page Turn (Next) and Back buttons. Image
Allow the Home screen to fully load (Loading... should no longer flash in the top left corner of your screen) and then Imagedo the following button sequence while still holding down the Page Turn (Next) and Back buttons:

Release - Press - Release the Back button only and then Release the Page Turn (Next) button.
In the Would you like to execute Factory Initialize screen, press Yes.
Press the Power button again to turn on the Reader. The Reader will be set to factory settings.

(注:傍線部は筆者)

進むボタン(the Page Turn (Next) button)は左から二つ目(>)、

戻るボタン(the Back button)は右から二つ目(Uターン記号)です。

Image

というわけで、作業完了です。 

楽しいReader生活をお送りください。 

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結局新製品がでなかった。

Reader Storeを使うなら同じ機種を買い続けるしかない。

それか、諦めてスマホ一本にするか。

 

使ってる機種は限界(もう7年目)でした。

買ったのは新品同様で、状態もいいし、何より蓋が新しい。

手触りがいい、というのは、使いたくなる大きな要因です。

ハードウェアはよく出来てるので、

当時(Kindle PaperWhiteでなく)SONY Readerを選んだのには

納得してます。電源ボタンがひっこんでるのがいい。押し間違いがない。

 

この先、設定メモです。

基本的に自分用のメモですが、公開すれば誰かの役に立つかもしれない。

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↑待ち受けが「書影」よりは愛着が湧きます

(スリープ時の画像を設定する方法)

1 eBook Transfer for Readerを起動

2 上から二段目「ファイル/フォルダを転送」から画像を転送

3 ホーム→アプリケーション→設定→システム設定→スタンバイ画面で

「表示する画像→選択した写真」とし、「写真の選択」から該当する写真を選択

注意するのは、画像を転送=待受画像に採用、ではないこと。

画像をアップする度に、上の面倒な手続が必要となります。

(忘れそうなので、ここにまとめました)

 

PRS-T3Sには画像ビューワー機能があるので、

画像を多数ストックするのが想定されてます。

(同期を効率化する方法)

1 右上のWi-Fiボタン→Wi-Fiのオンオフ→チェックを入れる

2 (Wi-Fi設定は各自行ってください)

3 ホーム→アプリケーション→設定→ワイヤレスネットワークの設定

「ワイヤレススタンバイ」をオフに

4 ホーム→アプリケーション→設定→アプリケーションの設定→書籍

「ページの同期」にチェック

前提は、Wi-Fi接続&Reader Storeへのログインがされてること。

Reader端末側の同期処理のタイミングでWi-FiがOFFだと

同期されません。 

↑のヘルプは間違い。

PRS-T3Sのマニュアルが正解です。

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5同期処理:Reader→サーバー側に読書位置が送信される。

A 電源を入れてWi-Fiに接続されたとき

B Wi-Fiに接続されててスリープになったとき

「A電源ON」はまずやらないので、Bを使います。

 スマホで読書の場合:ReaderをWi-Fiに接続→同期

Readerで読書の場合:自宅で起動→Wi-Fiに接続されたのを確認→スリープ 

Kindle PaperWhiteと違い、同期は端末の終了時です。

(Kindleは起動時)

 

2013年冬に発売、2016年秋に終売。

すでに情報が散逸していたので、色々調べました&まとめました。

 

こういう(マニア受けする)デバイスは、

「ユーザーが努力して、使いこなしの勉強をする」必要があります。

マニュアルを見ないと使えないし、マニュアルだけでは使えません。

 

これからの時代は、無理でしょう。