はじめに
今年の現地観戦は29試合。野球7,サッカー20、ラグビー2。その中から楽しかった、印象に残った試合を紹介します。
10位
オリックスvs西武(ほっともっとフィールド神戸、24.9.4)
杉本のホームランに山下舜平大の好投。今年は野球観戦に6試合(+フレッシュオールスター1試合)行って、唯一勝利した試合でした。
夏の始まり、夏の終わりに花火ナイターを見るのが恒例になっています。今回登場するスタジアムの中では、一番思い入れが強いスタジアムです。観戦に来ると満足度の高い球場。今年は週末の試合も開催され、お客さんが増えています。古さは感じますが、大事に使っていきたい。
9位
奈良クラブvsFC琉球(ロートフィールド奈良、24.2.24)
2年連続、ホームでのJ3開幕戦。FC琉球のエース白井にちぎられたのと、百田のプロ初ゴール。負けはしましたが、まあこれから、という内容でした。9ヶ月後どういう状態になってるか想像した人はいなかったでしょう。
ランクインした大きな理由は、東向商店街のブルーシール。生活圏内で初めて見つけました。アニメイトと落ち着ける喫茶店も見つけて、早めに奈良入りしたときもリラックスして過ごせるようになりました。家から奈良まで遠いです。
8位
阪神vs巨人(甲子園、24.5.25)
週末の巨人戦です。野球観戦は、普段なら仕事終わり、ナイターが中心です。「春先、週末の人気カード」を体験してみたかったので、FC先行でチケットを取りました。
行楽ムード満点で、ファミリー層が多くて平日と全然違う雰囲気。イベントステージでジャビットを見たり、フェアの餃子を食べ比べしたり、終わってから梅田で買い物をしたりと、とても幸せな気分でした。
甲子園の週末の試合&巨人戦は、先行販売でだいたい売り切れます。ということは、周囲に座ってる4万人の半分以上がファンクラブに入ってて、先行販売で1〜2時間かけてチケットを取ってるということ。いつも不思議に思います。
7位
ファジアーノ岡山vsJEF千葉(シティライトスタジアム、24.8.10)
J3の中断期間、お盆前に訪問。夏休み中で、集客イベント(先着1万名に○○がもらえる系)の直後でも9000人くらい入ってました。
後楽園→岡山城→美術館→お堀近くの喫茶店でアイスコーヒー→サッカー。朝〜日中の観光に満足して、試合前に帰りそうになりました。来季はJ1初年度。JR西日本のポイントで気軽に来れるし、集客が落ち着いた時期に行きたいです。
6位
ツエーゲン金沢vs奈良クラブ(ゴースタ、24.11.24)
今年竣工の新スタジアム。スタバ→文学散歩→海鮮丼→兼六園と、こちらも観光メインです。紅葉シーズンにピッタリはまりました。
新スタジエムすげえ!と言いたいところですが、運営で「ちょっとなあ」というのがいくつもありました。一方、宿泊したホテルが「施設が古くて立地が悪いけど、運営が優秀」というタイプ。満足度は、ソフト重視の方が高くなります。箱を作るより人を育てる方が難しい。
5位
神戸スティーラーズvs埼玉ワイルドナイツ(ユニバー、24.3.16)
ウィンタースポーツといえばラグビー。3度目のワールドカップが終わって、こちらは一息ついています。丘陵地にある開放的なスタジアムで、天気が良くて気持ちいい一日でした。春先の野外なので花粉もすごかった。
真冬の格好で、雨が降っても雪が降っても屋根なし、震えながら観戦します。海外のスタジアムも同じ状態です。スタジアム整備が遅れてるというより、観戦文化の問題でしょう。ユニバーは好きなスタジアムなので、できるだけ毎年くるようにしてます。
4位
奈良クラブvsいわてグルージャ盛岡(ロートフィールド奈良、24.11.17)
前節で戦術を変えて新監督の初勝利、今日勝てば残留確定という試合でした。いつもの人たちと挨拶してても「よかった」「ほっとした」という表情。最後を綺麗に締めくくって良かった。
この試合に2,450人(今季2位)のお客さんが来たのは、奈良クラブが定着してきた証。このクラブはタダ券をほとんど配ってないので(金券ショップを回ってるとよくわかる)、残留争いしてるチームの試合を観るために、この人数がお金を払ったということ。わざわざサッカーを見に来たことは、スタンドの反応から分かります。
あとこの試合。J1の中断期間(振替試合は実施)で、近隣のJ1クラブサポーターらしき人が周囲にいました。「サッカー観戦」の候補にうち(J3)が入ってくるのは嬉しい。だけど、J1サポーターによるJ1の話(ガンバ/セレッソ/サンガでは○○だ)は、下部リーグの観客には「私の住んでいるパリでは○○なのに、ここは後進国だから劣っている」と受け止められるので、もっと小声で話して欲しい。
3位
徳島ヴォルティスvsJEF千葉(鳴門大塚、24.4.7)
周囲の観客の「盛り上がるポイント」が通常より1~2プレー早く、目が肥えてた。一度でもJ1に上がると目線が上がり、チームも選手も観客も一段レベルが上がる。こういうのは体験しないと分からないと思う。
徳島は前の週に監督が解任され、試合前から物々しい雰囲気に。そう言われても、アウェーサポーターは1月に日程を決められてまる。相手のことはあまり気にせず、フェリーで徳島入りし、桜満開のスタジアムでラーメンを食べ、すだちジュースを飲んだあとジェフ三唱を決めて高速バスで大阪に帰りました。週末の徳島日帰りは楽勝です。
J2・JEF千葉のアウェーは来年から岡山がなくなります(=J1昇格)。なので徳島がレギュラーになりそうです。
当時の記事→
2位
オリックスvs西武(京セラD、24.9.24)
T-岡田、安達、小田の引退試合。T-岡田がホームラン王を取ったのは、あの1回だけ。みんなが繋いで作った、最後の打席も三振でした。「T-岡田らしい」一日でした。
引退試合は何度か経験しましたが、今回は「T-岡田の引退」。熱気が違っていた。関心のない人にも伝わるように言うと「リーグ優勝した試合よりお客さんが多い」
応援を始めた2014年から10年。当時の主力は引退し、選手は入れ替わりました。オリックス・バファローズの誕生は2004年オフでした。今年で20周年、2025年は、合併後21年目のシーズンです。人は変わっても、チームは続いていきます。
1位
阪神vs巨人(甲子園、24.9.222)
「阪神・巨人の優勝争い」を見るのが、長年の夢でした。一応言いますが、私は巨人ファンです。両チームの優勝争いです。1位と2位に巨人阪神がいないといけません。毎年3月(ファンクラブ先行販売)、9月の巨人戦のチケットを買ってましたが、実現する気配がありませんでした。
そして2024年9月22日。甲子園で、首位巨人と2位阪神の直接対決。ジャイアンツが勝てばマジック点灯。先発は菅野と才木、最高のシチュエーションです。両チーム応援団の「絶対勝つぞ」が文字通りの意味。前年の阪神優勝ともまた違った緊張感。
試合は0-1の敗戦。伝統の一戦にふさわしい試合でした。
(参考)