以前、経営者向けのセミナーで教わったことです。
本筋はほとんど忘れたのですが、
タイトルに書いたセリフはよく覚えてます。
（前提）
インバウンドで盛り上がっている時期、日本の列車内で
東南アジア系のインバウンド客がマナーが悪いという話が
盛り上がりました。（成田エキスプレスとか南海の空港急行とか）
（問題の所在）
日本人も昔、海外でマナーがどうこうと言われていたではないか。
現地人は顔潜めて、現地語で悪口を言うだけ。
それではマナー問題は全く解決にならない。
それに、日本人も「なんか嫌がられてるな」と嫌な気分になって終わり。
現在、日本は観光立国を目指している。
外国人をたくさん呼んで、外貨を稼ぐつもりだ。
あっちは日本にきたばかり。知らないだけ。
単に日本のマナーを知らないなら、教えてあげればいい。
教えてあげてやらないなら別だけど、
おそらく「知識の有無」の問題だ。
「電車のなかで携帯電話でしゃべる」というのも
文化的なものなので、本国では良くても日本ではいけないよ。
そう、だれかが教えれば良い。
海外から、違う文化を持った人が来るんだから。
日本人が終電の中で電話しつづけてるのとは事情が違う。
外国人観光客向けのパンフレットを入国者に配るのでも
海外メディアで日本観光のイロハを紹介してもらうのでも
アプローチは色々あります。
「嘆く前にやることがあるでしょう」
啓発ってめんどくさいのですが、商売人なら逃げちゃいけないところです。
