命の選別
先に毒性の低いウイルスに感染し、抗体を作る。
そうすれば外から来たコロナウィルスに感染しなくなります。
「かからなくなる」のは、こっちの仕事。
ワクチンが出来るのが、1~1年半後。
出来た後には、必要数(十億本単位)のワクチンを
誰にどの順で打つのか、順番待ちです。
老人を優先するのか(かかると死ぬので)
政治家を優先するのか(決定権のある人間を優先する)
「誰を守るか」と「誰を殺すか」はセットです。
1年後に考えなくてはいけない話なので、心の準備をしておきましょう。
※健康で基礎疾患のない成人男性(私)は最後に回ると思う
半年で30億人分のワクチンを製造し、世界各国に届けて
無事に接種させるというのは無理のある話です。
ワクチンが出来たあとのフローも先に考えないと
直前に決めるとまたややこしいことになると思います。
ワクチンと特効薬の違い
いま治験に入ってるやつ(アビガン他数種)は、
インフルエンザのタミフルみたいなやつです。
コロナにかかった後に死なないようにする薬です。
感染を防げるわけではない。
治験・認可で早くて半年。
感染から診断までは同じフローで、治療は自宅で投薬のみにできる。
来年の春に使える武器は、特効薬。
ベネチアのロックダウンを最高のタイミングで取材
「高潮被害後の復興カーニバル」を取材していたら
期間中にイタリアにコロナが広がっていき、お祭りは中止。
最後は街が封鎖されたまま終わる。
救いのない番組。今年見た中で一番怖い。
カーニバル開始時は、感染者数がイタリア全土で3人。
3週間後には150人程度。その2週間後、感染者8000人弱でベテチアはロックダウン。
「そして街から人が消えた〜封鎖都市・ベネチア〜」NHK BS1スペシャル - 東京でカラヴァッジョ 日記
数字はこのブログを参照のこと。
危機感と当事者意識
取材対象は、カーニバルの運営側と参加者です。
最初はコロナのことなんか気にしてない。
「高潮で水没したベネチアが復活したというメッセージを送りたい」
観光協会の人なので、そんなものでしょう。
だって、カーニバルが中止になったことなんか一度もないし。
海外で鳥インフルエンザが流行したとき
イギリスでBSEが猛威を振るっていたとき
日本の畜産農家は大変な危機感でした。
未知の感染症で家畜が全滅か殺処分。たまに聞きますし。
コロナに負けるなと、ベネチアが世界を元気づけたい。
ベネチアのカーニバルの責任者が言っていたことです。
記憶喪失がひどい
大阪市内のインバウンド向けドラッグストアには、
今も「武漢がんばれ」の張り紙があります。
2月上旬まで、そんな感じでした。大阪で感染者が確認される前。
2週間前、コロナのニュースを見ててどう考えてたか覚えてますか。
あれだけ非難された「公立学校の一斉休校」
今は「授業をやらないでくれ」と署名活動がされ、
子どもを預ける先がないワーキングマザーの声は新聞に載らなくなりました。
3月の大阪のホテル。稼働率は25%を切ってました。
3ヶ月前は70%弱。4月はもっとひどい。休止するところもかなり出てきた。
コロナ初期に「大阪のホテルは、インバウンド頼りの弱点が出た」と
言ってた人は、今も同じセリフを言うんだろうか。
「運が悪かった」か「天罰」かは分かりません。
地震で家が壊れた人に「そんなところに住んでるからだ」というのと
レベルが変わらないと思います。
たまたま○○業をしてただけで酷い目に遭ってるんだし。
過去の発言をどうこう言っても仕方ないですが、
間違ってたなら訂正して欲しいし、もう少し想像力を持って欲しい。
大きい力の前では、人間の努力も消し去ってしまいます。
なにより、いつ自分の番になるか、分かりません。
勝ち組とか左翼とかそういう話ではないでしょう。こういうのは。
最近の情報源
ニュースサイトではこのへん。
はてなブックマークは、プロが匿名で書いたブログ記事が混ざってるので
ほかのニュースサイトとは「当たりの率」が違う。
NHKスペシャルが週刊コロナダイジェストになってて悲しい。
ピラミッドの秘密とか世田谷一家殺害事件の究明とか
世相と関係ない話をずっと追い続けて欲しい。
ここらは情報の重複が多くなってきたので、
最近は「朝刊」です。とりあえず、朝日と日経。
記事の善し悪しはさておき
「広告が全く入ってない」のがすごく怖い。
日経ですらグループ企業の全面広告で凌いでる。
それに折り込みチラシがめっきり減った。求人欄とかほぼ消滅してる。
マスコミでも経営危機に陥るところが複数でてくるのではないか。