大阪ステーションシティシネマにて鑑賞。
日曜夕方の回で、客席は7割くらいの入り。大入りです。
シリーズ同様、いい作品でしたし、泣いてる人がすごく多かった。
エンドロール(スタッフ紹介)が辛い。
”戦争の傷跡”が伝わるのか
「孤児」「傷病兵」がどちらも実感が湧かない設定です。
家族が生き別れに、とか親友同士で殺し合いを、とかの
観光映画によく出てくるトピックもそう。
「好きな人がいる?」
「いましたがもう会えないのです」
「(しまった、戦争で犠牲に…)」
戦争直後で「会えない」なら半分以上は「死んだ」なので
どちらかがうっかりしてたエピソードとしては使えるかも知れない。
設定が変わってる
この映画だけ見ると、美貌も能力もマナーも兼ね備えた主人公が
屈折した新キャラを改心させていく話だ。
主人公が孤児、引き取られて兵士として戦ったが重傷を負って除隊。
手紙の代筆を始めたが、人間の感情が一切分からず苦労する。
様々な顧客と接する中で、主人公もすこしずつ変化を…
というのが大筋の話。
1時間半くらいの作品だと、前段階の説明が出来ない。
テレビシリーズを見たの前提にしてます。ちゃんとNetflixと契約しましょう。
キャラクター作り
Suicaペンギン(服を着てない人)をちびすけ界の
追加キャラにしようとしたけど、適当な設定が思いつかない。
(スナフキン、野原ひろし、トーマスみたいな単純な造型になる)
Suicaペンギンとちびすけの世界だと、
ちびすけの住んでる世界はムーミン谷みたいなので
悪い人もいないし、みんなが子供を大事にしてくれます。
楽園には楽園の、陰のある作品にはその世界の良さがあります。
戦争の傷跡が残る世界なら、それなりの描写が欲しいかな。
(映画単体での話です)